家で仕事をしたい! そう思ったときにいろいろ調べて、Webライターに行きつく人もいるでしょう。
ネットで検索すると「Webライターで月60万円!」「日本語がわかれば誰でもなれる!」みたいな耳障りのいい言葉が結構流れてきますよね。
ただ仕事とか生活って甘い言葉に乗って方向転換すると痛い目に遭うので。
そこそこ嫌な思いをしてきたWebライターの私の体験談も参考にしてみてください。
私が未経験からWebライターを始めた理由

みなさんは、どういう理由でフリーランスの仕事を始めようと決めたのでしょう? 会社員を辞めたいからとか、暮らしをよりよくするためにとか?
実際にフリーランスをしている人の経緯も、これから始めようと思っている人の考えも気になりますが、私がフリーのWebライターになったのは、それしか選択肢がなかったからでした。
当時、結婚のために私が引っ越した先は最寄り駅まで1時間、都心に出るまで電車で1時間半の田舎でした。
それまでは接客業をしていたので、その経験や大卒の学歴を活かしたいと思ったら、なんとなく求人サイトで通えそうな職場を探していました。
そしてその結果、特殊なブラック企業に引っかかりました。
これは本当にひどかった。確認しなかった私が悪いのですが。
試用期間のうちだけ頑張ってみたのですが、やはり過去の犯罪歴を平然と自慢する人とはなかなか話が合わず、すぐ辞めることになりました(時間の無駄でしたが、経験としては面白かったです)
その後で都心の方で広告関連の仕事もしましたが、往復5時間の通勤はあまり現実的ではありませんでした。
そのころ夫も往復5時間の場所へ通勤していたので(なんで?)家事をする人がいなくて家がどんどん荒れていく。
本当は近所のスーパーとかで働いたらよかったんですけど、当時は某ブラック企業のこともあって、もう接客業はしたくないと思っていたんですね。
そこで在宅でできる仕事を探そうと考えました。
でも私は接客業しか経験したことがないし、広告の仕事もそこまで自信がついたわけじゃないし、大した資格も持っていません。
エンジニアだとか事務だとか、そういうものは未経験歓迎を謳っていてもなかなか受かりませんでした。
そしてだんだん「会社に所属するのって難しいのかも」と弱気になってきたころ、フリーランスという働き方に目が向きました。
未経験の私でも始めやすかったWebライター

フリーランスと聞いて浮かぶのはエンジニア、動画編集、事務仕事、写真や制作物を扱うようなクリエイター業などでしょうか。
でも私はプログラミングも動画編集も事務仕事も経験がありませんでした。
プログラミングや動画編集は習得に時間がかかりそうだったし、事務仕事も私の場合は未経験だったこともあってなかなか採用されませんでした。
写真家やアクセサリー職人なんかもかっこいいですが、私にはそのへんのセンスもてんでありません。
製品設計や保守、マーケティングも何をしているのかわからない。
そんな中で、文章を書くWebライターはハードルが低く見えました。
私がWebライターになるまでの流れ

混乱してスクールへ
Webライター、なんとなくできそう!
そうは思ったものの、当時の私は一体どうやってWebライターになればいいのかまるでわかりませんでした。
そして「Webライター なるには」などと検索していると、さまざまなスクールが出てくるのです…。
結局、初期投資ということで30万円の入会金を支払い、スクールに入会しました。
あれはあれでとても有意義なんです。
大人になってからの勉強って、しようと思わなきゃできないし。
スクールで得た知識もいいものだったのですが、私は常々30万円…と思ってしまっていました。
これに関してはおいおい。
ポートフォリオを作成
スクールでよかったのは、実際にWebライターとして活躍されている方から直接話を聞けたことです。
私はWebライターになろうにも実績など何もなかったため、今後案件を取っていくためにはポートフォリオを作っておくのがいいと教わりました。
例えば「動画編集 始めるには」そんなキーワードから深堀りして、HPに載せるでもない記事を書いて、私はこれだけの文章が書けますよ! というのを示す材料にするわけです。
これをクラウドソーシングのプロフィールに載せておいたところで、実際にクライアントが見てくれていたのかは不明です。
ですがときどき、応募段階で「実績がない場合はポートフォリオをご提示ください」なんて文言を見かけることもあるので、作っておいて損はなかったかなと思います。
クラウドソーシングに登録
まずは大手、クラウドワークスやランサーズに登録しました。
Webライターという仕事に限っては、例えばシュフティだとかママワークスだとか、そういったところよりはこの2社が多く案件を抱えているのかなと思います。
プロフィールを作り込んで、ポートフォリオを掲げて、これで仕事の準備はばっちりというわけです。
スクールは必須ではなかったな
スクールは面白かったし、有意義だったのですが、お金のない時期に30万円を払って学ぶというのは、初期投資という言葉では片づけられない不安感がありました。
私は、の話ですが。
こんなことを言っては怒られそうですが、ネットで行われているスクールの説明会だとか、メルマガでの勧誘ってやっぱりかなりお得に見えるので入りたくなっちゃうんですよね。
これ入ったら絶対稼げて、元取れるんじゃないかなみたいな。
Webライターは、実際、元が取れました。
ただ私が30万円回収するまでは半年かかっています。
本業があって休日や仕事終わりしかできなかったからここまで時間がかかった、というのもありますが、ちょっと不安って人もいるだろうなと思う。
ここではスクールは有意義、でもこれがなきゃWebライターになれないというわけでは決してない! とだけ言っておきます。
初めての案件応募

上記の通り、まずはクラウドワークスとランサーズに登録をして案件応募をしました。
とはいえランサーズは若干、私には使いにくくて、すぐにクラウドワークス1本になりました。
Webライター仲間にはランサーズのほうがいいという人もいるので、これは完全に好き好きですね。
私自身は、最初のころは「10件応募して1件通ればラッキー」くらいの感覚でした。
これはどのクラウドソーシングでもそうだったような気がします。
実績のない者はなかなか仕事をもらえません。
実績なしライターの初案件は154円のアンケート

面白い。
画像は本物の、私の悲しみの記録です。
みなさんもクラウドソーシングで案件を始めたら、かなりの高確率で見ることでしょう。
『【誰でも簡単!】記事を読んでアンケートに答えてください』という案件…。
ほんっとにムカつく。でも仕方ないんですよ。あとこの案件を出している方には何の罪もありません。
恐らくは情報教材だとかを作るため、それを読んでもらって改善のための感想が欲しいんです。
中にはそこから何か商材を売りつけてこようとする輩もおりますが。
とにかく未経験Webライターの初めの壁は「実績がないこと」です。
実績がないと高単価の案件には応募しづらい。
Webライターでめちゃくちゃ稼いでます! みたいな体験談も聞きますが、みんな初めはこんな100円ぽっちの案件をこなして実績作りをしていきます。
私もそこから始めましたが、低単価案件ではとても生活していけません。
あとものすごく惨めな気持ちにもなります。なんでこんな…100円の仕事…100円って…と。
でも我慢して、歯を食いしばって、高単価案件にも応募をしながら、誰でもできるような仕事をこなすのです。
初心者歓迎マニュアルあり案件へ

10件ほど低単価案件をこなす
地獄の低単価案件を10件ほど涙を飲んでこなし、1000円を稼いだころ、ようやくお小遣い稼ぎになりそうな案件に受かることができました。
これはブログサイトを作っている方々が募集している案件で、初心者歓迎、さらにマニュアルもありました。
タイトルの作り方だとか、こんな具合に本文を書いてほしいだとか、そのサイト特有のルールもありますがいろいろと教えてもらえます。
大体1記事1500円くらいでしたでしょうか。
3000文字を書いて1500円なら若干しょっぱいものがありますが、2000文字書いて1500円ならまあまあまあまあという感じがしておりました。
継続案件をこなしながらスキル獲得
こういった仕事のマニュアルではポリコレだとか、文章中で気をつけた方がいい言葉遣いだとかを学べました。
法人然としたところであれば簡単にSEOを教えてくれることもありました。
スクールで学ぶほどしっかりしたものではないものの、実務に沿って学んでいけます。
お金をもらって経験を積みながら勉強できるというのはなかなかありがたい経験なのではないかと思いました。
そしてこれらは大概が継続案件なので実績も得られる上に、こなせばこなすほど慣れてきて執筆スピードが上がります。
より大きな仕事へ向かうための、道場のようなものですね。
Webライターのきつい部分

初めは本当に稼げない
前述の通り、実績がないうちは大きな案件にありつけません。
そうすると少しの間は1件100円などの案件をこなすしかなく、フリーランスと聞いて思い浮かぶような華やかさとは程遠い仕事風景となります。
ちなみに私の初月の売上は10000円。


かなり面白い。
この画像2枚の合計で10000円です。何の足掻きか、途中で一度引き出しているので。
初月はこれに追加して、スクールの 特典でいただけた仕事がありました。
これはスクールの信用を担保にいただける仕事のため、数件で5万円。
なのでクラウドソーシングとスクール経由の仕事トータルの稼ぎは6万円ですね。
ただスクールの代金30万円を振り込んでいるため、実質マイナス24万円です。
クラウドソーシングの手数料が痛い
これは最初も「なんじゃこれ」と思いましたが、何年経ってもどれだけ稼いでも報酬申請のたびに「なんじゃこれ」と思います。高すぎる。
例えばクラウドワークスでは稼いだ金額からシステム手数料、クイック出金手数料、振込み手数料が引かれます。
なので稼いだ金額から数万円、場合によっては10万円とか引かれるということですね。
使わせていただいて感謝ですが納得できなすぎる。
某チケットサイトみたいだ。
ごく稀に様子のおかしなクライアントがいる
私が出会った、嫌なクライアント3選です。
3位:連絡が遅すぎる
多忙なのでしょうか、1週間とか平気で返信をしてこないクライアントっています。
初めのうちは「何かしてしまったかな」「どうしよう」と不安になっておりましたが、慣れてくるとこちらも黙ってフェードアウトできるようになります。
さらにこれが納品物を渡したあとに連絡が途絶える、ならば「なんて非道な!」と思いつつ理解できるのですが、
順調だったやり取りの途中、納品の前になぜか相手が消え去るということもありました。
怖いし、普通に心配になりました。無事を願っています。
2位:逆ギレしてくる
クライアント側でミスが起こった際に「別にいいよ~ん、次気をつけてね~」をビジネス文で送ったら「私だって毎日残業で大変なんですよ」とキレられたことがありました。
大人なので特に喧嘩はしません。
そしてとっても気まずく思っていたら、翌日からは何事もなかったかのように仕事が再開しました。
ちょっと嫌でした。
1位:他人を下げて私を上げてくる
テレビCMもやっているような大きな会社様とお仕事をした際、担当者の方が打ち合わせ中にちょこちょこ社員の悪口を言っておりました。
「うちの社員は本当使えなくて! やる気なくて! その点あなたには助かっております!」「他のライターは技術がなくてダメですわ!」と。
「私も言われていたら嫌すぎる~」と思って契約を切りました。
Webライターもまあまあ嫌な部分はあります。どんな仕事も一緒ですね。
フリーランス、Webライターというと在宅で自由なキラキラしたお仕事というイメージがありますけど、決してそんなことはないということですね。
過去の自分へ「無計画に始めるな」

まずは副業で
私もちゃんと本業があって、いつか辞めるその日のためにWebライターを始めました。
ただ盲目的にスクールに入ってしまったのもあって、経済面はかなりきつかったです。
初めのうちは思ったように稼げないし「この仕事本当に上手くいくのかな」と不安になりがち。
なので「勉強することもあるし、本業辞めてWebライターになっちゃお!」は本当にやめた方がいいです。
税金払えなくなるし。借金するしかなくなる。
ある程度稼げてきたと思ったら本業を辞めるようにしましょう。
実際の案件を見てみる
漠然と、Webライティングといったら観光地に関する記事とかカフェの紹介とかなのかな、と思っていました。
実際それらもあるにはあるけど、観光地は行かないと書けないし、カフェも都心の方じゃないとネタが多くないから私には向かない記事たちでした。
在宅で、という条件がつくと実際にはどんな記事を書くことになるんだろう、というのはWebライターを始める前にクラウドソーシングでチェックしておいてもよかったかもしれません。
未経験からWebライターを始めるときに知っておきたいこと

大事なのは納期とコミュ力
「Webライターをするには文章力が必要! ソフトを扱うスキルも必要!」なんていろいろ言われると「自分にはできないかも」って思っちゃいますよね。
実際やってみて大事だったと思うのは、まずはこの3つだけです。
納期を守る
フリーランスはとにかくクライアントの信用を勝ち取っていかなければいけません。
納期を何度も破るような人とは仕事したくないですし。
ただ「納期は絶対!」とはいえ、これはクライアントの言った納期を必ず守らなければいけないということではありません。
初めに提示された納期が難しいと思ったら、自分から提出可能な納期を提示する。
まともにコミュニケーション取れると相手も安心しますからね。
連絡はなるべく即返信
上記と同じで信用のため、連絡は放置せず即返信するのがいいです。
稼働できない日で連絡もつかない、という状態であれば、事前に「〇日〇時~〇日〇時の間は連絡がつきません」と断っておくのがいいです。
わからないことは調べる
ライティングをするカテゴリは多岐に渡ります。
中には当然、これまでまったく触れてこなかったような分野が出てくることも。
こういうときには知らないからできない、ではなく調べるのが大事になります。
求人系の記事であればその職種がどんな仕事なのかリサーチする。
私はロボットということしか知らないガンダムについて、一から調べて記事を書いたこともあります。
高収入に期待しない
このマインドも大事です。
フリーランス、Webライターは「これのおかげで楽して月収60万円!」みたいな広告とか物語とかありますけど、これは初月で叶えられるものではありません。
初めは売上10000円から、徐々にスキルを増やして上げていくものです。
「急に稼げるのでは」と期待していたらガッカリしてしまいますから要注意です。
2年半で月収30万円に到達

見返してみれば嫌なことばっかり言ってますね。
「全然稼げないから、期待しすぎんなよ!」みたいなことばかり。
いいことも言わないと誰もWebライターなんてやりたくなくなりますよね。
私はWebライターを始めた初月の売上が10000円だったのですが、2年半で30万円に到達しました。

実はそれまでは外資系企業に勤めており、リモートワークをしておりました。
しかしさすが外資系、突然会社のルールが変わり、完全出社が義務付けられたために辞めざるを得なくなってしまいました。
上司は私を含めてリモートで働いている社員たちの成果なんかを上に見せて交渉し続けてくれていたのですが、どうにもなりませんでした。
当時は仕事終わりや土日にライティングをしており、10万円ほどしか稼げていなかったため、かなり青天の霹靂といった感じでした。
しかし退職の翌月からはライティングに時間をさけるようになったため、20万円ほど稼げるようになりました。
そしてWebライターを始めて2年半で月収30万円稼ぐことに成功しました。
思ったより多くはないかな? 私としては家事と犬の世話をしながらこれくらい稼げていれば上出来かな、とは思っています。
ちなみに月によっては60万円近く稼ぐこともあります。

これはさすがに夢があるんじゃないでしょうか?
未経験からWebライターを始める方法まとめ
クラウドソーシングで案件を確認する
まずは無料なので、クラウドソーシングに登録して、案件を確認してみましょう!
自分にもできそうな仕事があるかな、という目線で見るのもいいですし、実際にある案件を参考にポートフォリオを作るのもいいでしょう。
Webライターがどんなことをしているのか知ることで、どう動いていけばいいかイメージしやすくなるはずです。
小さな案件から実績を作る
初めは、少しの間は、100円の小さな案件でも我慢しながら実績を増やしていきましょう。
初心者歓迎、マニュアル完備の案件も並行して応募すると、案外初めのうちでも受かるかもしれません。
継続案件を獲得して経験を積む
案件をこなすうちにクライアントとの関係性もできあがっていきます。
納品して、信用を得て、次の仕事が任されるようになればもう立派なWebライターです。
全体的にあまり甘くはないということばかり言ってしまいましたが、やってみれば楽しいのがWebライターです。
長くやっていれば結構稼げるし、いいのではないかと思います。
